latex でギリシャ語の入力(ver2)

■前回の記事では、\textomikron に\’ でアクサングラーヴを付けようとして上手く行かなかったが、LGR を上手く使えば、\’o に対するラップで行けるらしい。

% !TEX TS-program = platex
% !TEX encoding = UTF-8 Unicode
\documentclass{jsarticle}
\usepackage{verbatim}
\usepackage{minitoc}
\usepackage{textgreek}
\usepackage[utf8x]{inputenc}
\newcommand{\textgreek}[1]{\begingroup\fontencoding{LGR}\selectfont#1\endgroup}
\newcommand{\showvb}[1]{{#1}$\,\mapsto\,$\textgreek{#1}}
\title{金について}
\date{}
\begin{document}
\maketitle
金(ギリシャ語では{\textgreek{qrus\'os}}と呼びます)は(1)希少な鉱物資源であり(2)加工が容易であり、特に伸展性に富む(3)美しい;といった性質により、世界中で珍重されています。

\section{対応}

\showvb{a},\showvb{b},\showvb{c},\showvb{d},\showvb{e},\showvb{f},\showvb{g},\showvb{h},\showvb{i},\showvb{j},\showvb{k},\showvb{l},\showvb{m},\showvb{n},\showvb{o},\showvb{p},\showvb{q},\showvb{r},\showvb{s},\showvb{t},\showvb{u},\showvb{v},\showvb{w},\showvb{x},\showvb{y},\showvb{z}
\end{document}

■アルファベットの v だけは対応するギリシャ文字がないことに気づいた。

■追記(2017/07/11):田中美知太郎&松平千秋『ギリシア語入門』を読んでいたらシグマの小文字には二種類の字形(σ, ς )がありςは語尾にのみ使い,その他の場合にはσを用いると書いてあった.上の例ではソースに{\textgreek{qrus\'os}}と書いてあり語中と語尾の二箇所にsが出現しているが,ギリシャ文字に置き換えられる際に(σ, ς )の使い分けが正しくされている.便利だ.

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latexのギリシャ語テキスト(しかもアクセント付き)の扱い

■(追記)こっちの記事のやり方のほうが良いと思う。

■latex の入力テキストとして、現在では当たり前のように utf-8 を使える。しかし、入力テキストにutf-8を使えるということと、latexの出力にそれを上手く反映させることはまた別の問題。
実際、アクセントのついたギリシャ語単語の表示なんかはまだ面倒、らしい。

■textgreek パッケージにより、\texalpha, \texbeta, \texgamma, …, \textchi などで個々の文字を入力することができるが、たとえばアクサングラーヴを\textomikron に施そうとしたら妙な方向にずれてしまってうまく行かない。

■仕方ないので、webページからその文字を直接取ってきて使った。というわけで、こんな感じのチグハグな処理をしている:

% !TEX TS-program = platex
% !TEX encoding = UTF-8 Unicode
\documentclass{jsarticle} 
\usepackage{minitoc}
\usepackage{textgreek}
\usepackage[utf8x]{inputenc}
\newcommand{\textgreek}[1]{\begingroup\fontencoding{LGR}\selectfont#1\endgroup}
\title{金について}
\date{}
\begin{document}
\maketitle
金(ギリシャ語では {\textchi}{\textrho}{\textupsilon}{\textsigma}\textgreek{ό}{\textvarsigma} と呼びます)は(1)希少な鉱物資源であり(2)加工が容易であり、特に伸展性に富む(3)美しい;といった性質により、世界中で珍重されています。
\end{document}

■結果がこうなれば成功:

■もっと簡単な方法があるのではないか感がある。

Windowsからevinceを使う

■evinceとは
ubuntuなどをつかってるときのデフォルトのPDFビューワです.

■evinceをWindowsで使うメリット
アドビのPDFビューワと異なり,ファイルをロックしません.TeXWorksのような統合環境ではなくコマンドラインからlatexをコンパイルしているときに便利です.

■インストール方法
$ pacman -Ss evince
とやれば幾つか候補がでてくるはずです.

■使い方
$ evince hoge.pdf&
としてやり,hoge.texを色々編集してコンパイル.いちいちhoge.pdfを閉じる必要はありません.